誤字が起こりやすい漢字 その1

 この記事では漢検準1級に出題される漢字において誤字が起きやすい漢字について述べていきます。

 

独学における誤字の危険性

 改めてですが、漢検準1級からは独学が強いられる級になっています。勉強していくなかで一番怖いのは熟語を覚えないことではなく、合っていると思い込んで覚えてしまうことです。

 そこで!誤字を多く見かける漢字だけにはなりますが簡単にまとめたのでこの記事を有効活用してください

 

 

 誤字界のトップofトップはこいつやと勝手に思ってる。この、、この点をみんな忘れています、、、

 


 これもまあまあ見る。禽だとあんまり見ません。…なんで?



 無難なものも一応、、

 

 

 下は家じゃないのでウ冠にするのも横棒一本にするのも違います!二重トラップ!!

 

 

 こいつはそもそも詰め込まれすぎてるもっと簡単になって()

 

 

 悪いこと言わんから許容字体使った方がいい。

 

 

 

 これは個人的に間違えてただけかも

 

 

 これも個人的に間違えてただけかも

 

 

 鳳凰の「鳳」は横棒いるくせに!!

 

 

 口じゃないよ!口っぽいけどね!!

 

 

 候は2本やのにこっちは1本なのねって感じ

 

 

くぅ疲。まだまだあると思いますが第1弾はこれくらいで勘弁してください。。。

 

漢検準1級における許容字体

 この記事では漢検準1級を受験するうえで役に立つ許容字体について書いていきたいと思います。書くのが難しいと思える漢字も裏技的に誤魔化せる可能性があるので参考程度にどうぞ!

 

 

そもそも許容字体とは?

 許容字体は読んで字のごとく、こう書いても丸にしますよ~ってことです。簡単な例でいうと「しんにょう」か「にしんにょう」どっちで書くかってやつですね(にしんにょう は しんにょうの点が一個多いやつのことです)

 

 迂 逼 など正しく書くなら「にしんにょう」で書かなければならない、分けて覚えなければならない漢字を「しんにょう」で書いてもいいよ!って公式が言ってくれてます。活用するしかないですよね???

 私自身も2回目くらいまでの受験は分けて覚えていたほうがかっこいい(?)と思って律儀に1つずつ覚えていましたが、このブログはなるべく無駄な労力をそぎ落として合格したいをコンセプトにしているので私自身としては許容字体の使用を強く勧めます。(そもそもしんにょうの点1つや2つを覚えるくらいなら1つでも多くの熟語や漢字を覚えたほうが賢いです)

 

知ってよかった許容字体

「しんにょう」「にしんにょう」

 「にしんにょう」においてどの漢字でも有効です。「にしんにょう」の付く漢字は全部勝手に「しんにょう」にしてOKです。逼迫とかも全然2つともしんにょうで書けばいいと思います。

 樋みたいな「別のへん+にしんにょう」の場合でも普通の「しんにょう」に変えて大丈夫です!



「食へん」

 これも受験者を悩ませる大きな壁だと(勝手に)思っています。なんだこれどっちだ…?って悩むくらいなら自信をもって楽な方を書きましょう。

 

 

「灌漑」

 「灌」は許容字体が存在します。これは個人的な感覚での話になりますが2文字とも簡単な漢字ではないので許容字体の有無は大きな心の支え(?)になります。

 



「檜」

 こっちで覚える人いんの?って感じで書くかすら悩んだ

悪いこと言わんから「桧」にしとこ、画像も貼りません

 

 

「婁」

 娄に書き換えが可能です。例外なくどの漢字でも可能なのでこれも楽をしましょう。。(例:屢、藪などなど)

 

 

「壽」

 禱・濤・擣などは全て「寿」に書き換えられます! 書けたらかっこいい感じはしますが、壽の書き間違え率は群を抜いて高いので大人しく寿を書いた方が…

 

 

「繡」

 書いててダァ~!!ってなるこいつも「繍」に書き換えられます。



「繫」

 けいふうほえい みたいな四字熟語で出てくるやつです。別に通常の「繋」で大丈夫です

 

「饗」

 上の点はあってもなくてもいい!…はず(画像は探してもなかったので略)



 

 

他にもあるよ!

 あくまでここで紹介したのは自分自身が漢検で役立ったと思う一例であり、他にも許容字体は存在するので自分が覚えやすい方で覚える努力にも目を向けてもらえれば幸いです。

漢検準1級 勉強法

 漢検準1級の勉強法がわからない!少しでも効率的に勉強したい!あんまり労力をかけずに近道で合格したい!の声にお応えして記事を書いてみます。

問題集を買ったはいいものの

 どこから手を付けたらいいかわからない… 順番通りに解いていいもの? 
問題集・参考サイトも少なく独学で勉強を強いられる漢検という検定は謎が多い検定です。
 一般的な問題集は読みから始まって故事成語で終わっている印象を受けますが、そのまま順番通りに解くことはオススメしません
 かくいう自分も初受験の時は何から始めていいかわからず、順番通りに勉強し故事成語は後回し気味になってました👼
 そこで、自分の覆轍を踏まないように参考程度にこの記事を置いておきます。


何から勉強すべき?

 だらだら書いて読むのが大変になる前に結論を言うと、絶対に四字熟語から始めるべきです

 準1級の出題範囲は約3,000字、合格点は160/200(8割合格)
 もちろん大問ごとに同じウェイトが課されているわけではありません。

問題数 点数 比率
大問1:読み 30問 30 15%
大問2:表外読み 10問 10 5%
大問3:熟語の読み 10問 10 5%
大問4:共通の漢字 5問 10 5%
大問5:書き 20問 40 20%
大問6:誤字訂正 5問 10 5%
大問7:四字熟語 15問 30 15%
大問8:対義語類義語 10問 20 10%
大問9:故事成語 10問 20 10%
大問10:文章題 15問 20 10%

  

 と、このように「 大問7:四字熟語」が占める得点は無視できない非常に大きなものになっています。(合格最低点の160点で考えると約19%も!!)
 大問1と5における読みと書きも同じくらい大きな比重ではありますが、ココの満点を目指すのは膨大な時間とペンのインクがかかるし、問題集を何周かするとある程度勝手に覚えるので一旦無視します…
 とにかく、四字熟語の方が圧倒的にコスパがいいです。これだけは自信を持って言えます。


じゃあ四字熟語ってどうやって勉強したらいいの?

 わかった!うるせぇ!!四字熟語勉強しろ勉強しろって言うけどどうやればいいんだよ!!!
 

 ここからは自分の経験になるので参考度は低くなりますが
  ①漢字を見て読めるようになる
  ②意味が分かるようになる
  ③漢字が書けるようになる
 の順番で学習すると定着しやすいような気がします(自分に合っていた勉強法なだけで勿論万人に合うわけではないですが)

 

四字熟語まとめ表

 準1級を合格するために四字熟語辞典を購入する必要はありません 本来は何冊かの問題集の後ろにまとめられている一覧表をまとめればいいのですが、膨大な量の四字熟語を調べだしてまとめて出題度が低いものを省いて…みたいな大変な作業したくない!っていう人向けに、拙作ではありますが簡易的な四字熟語書き表をつくったのでぜひ使ってやってください (偉すぎる!これでノーベル賞は俺んモンだぜ~‼)

 オレンジペンで書いて赤シートで隠しても良し!黒で書いて読みを隠しても良し!好きに使ってください(すべての四字熟語を網羅しているわけではありません。また、2022年10月20日時点でのものになるのでこれから先 出題範囲がズレる可能性があります)

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表作って力尽きたので答えはもうちょっと待ってね